講座内容
9月1日(木)18:30-21:30
第1回 文楽の魅力と楽しみ方
文楽の魅力を紐解きます。琵琶法師に始まり、操り浄瑠璃、近松門左衛門、文楽座、重要無形文化財認定など、文楽の発展に欠かせなかった出来事や人物を通して、文楽の歴史と楽しみ方をお話しします。
9月20日(火)18:30-21:30
第2回 文楽・三業の至芸(1)-人形
【ゲスト講師】
桐竹勘十郎(きりたけ・かんじゅうろう) 人形遣い
吉田勘市(よしだ・かんいち) 人形遣い
桐竹勘次郎(きりたけ・かんじろう) 人形遣い
文楽の人形遣いは、一体の人形を主遣い・左遣い・足遣いの三人が操るという非常に高度な操法を持ち、時には観客の前に姿を現すという、世界に類のない特徴があります。三人の気持ちと呼吸がぴたりと合ったとき、人形は生身の人間以上の表現力でもって観客を感動させます。
第2回は、桐竹勘十郎師匠が人形の仕組みと仕掛け、遣い、型、拵えなど構造と技を解き明かします。あわせて桐竹勘十郎師匠、吉田勘市師匠、桐竹勘次郎師匠による人形遣いを鑑賞し、人形の醍醐味を味わいます。
10月1日(土)14:00-17:00
第3回 文楽・三業の至芸(2)-大夫
大夫は、語りによって舞台を進行・展開させる役目です。独特の表現方法で、一人で何役も演じ分け、何時間にもわたるドラマを牽引します。
第3回は、豊竹咲大夫師匠に大夫の表現、懐深さを、作品や公演紹介を交えながらお話しいただきます。
10月18日(火)18:30-21:30
第4回 文楽・三業の至芸(3)-三味線
【ゲスト講師】鶴澤燕三(つるざわ・えんざ) 三味線方
大夫と三味線の関係は、主従ではなく、野球で言うところの「ピッチャー」と「キャッチャー」です。音色やテンポで場を演出し、大夫と刺激しあいながら、より高いレベルの舞台を創り上げます。
第4回は、国立劇場の文楽養成修了生でもある6代目鶴澤燕三師匠を講師に迎え、三味線の芸術と技を紹介します。
11月1日(火)18:30-21:30
第5回 世界遺産 文楽の世界と伝統文化の保存・継承
文楽の作品は、描かれている時代や題材によって、「時代物」と「世話物」に分類され、「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」「曽根崎心中」に代表される名作が数多くあります。
第5回は、これらの作品を後世に伝えてきた演者も紹介しながら、文楽の世界の魅力と、伝統文化の保存と課題について議論します。
11月25日(金)18:30-21:30
第6回 文楽の楽しみ
豊竹咲大夫師匠の講演を聴講し、講演後に咲大夫師匠を囲んで懇親会・放談会を行います。
12月10日(土)20:00-22:00または16:00-18:00
第7回 咲大夫師匠と語り合う
講座の内容と文楽鑑賞経験をふまえて、咲大夫師匠と語りあい、"理解"と"感覚"の双方から文楽を楽しみます。
また、国立劇場で文楽公演の鑑賞を予定しています(希望者のみ実費負担)。