日本の伝統芸能を愛でる・楽しむ
【Fun!歌舞伎】

※開催を中止いたしました。あしからずご了承くださいますようお願いいたします。

自分らしく、より豊かな歌舞伎鑑賞を発見する

歌舞伎では、一つの作品が時代を越えて繰り返し上演されています。しかし、同じ作品であっても、そこには伝統文化としての形式を守り続けてきた「保守性」に、時代時代の庶民の美意識や精神世界を巧みに取り入れてきた「革新性」が重なって、一つとして同じ姿ではありません。それこそが、いまなお多くのファンを惹きつける歌舞伎の魅力といえるでしょう。

そこで、一つの歌舞伎作品を、役者や脚本、地域といったさまざまな角度から比較し、鑑賞することによって、作品を多面的に味わいます。同じ作品を何度見ても、前回とは違う新しい楽しみを得ながら、「自分なりの歌舞伎の楽しみ方」を見つけることをめざします。

歌舞伎の鑑賞方法に唯一の正解はありません。あなたなりの楽しみ方を見つけるために、さあ、歌舞伎の扉を開けてみましょう。

 田口章子

一つの作品を複数の視点からとらえる

第1回~第4回は、各回のテーマ(切り口)で一つの作品を比較をすることによって、作品をさまざまな角度から楽しむ方法を伝えます。

歌舞伎文化の体験と劇場鑑賞

第5回では歌舞伎を支える義太夫節を体験し、第6回終了後は劇場で歌舞伎鑑賞を行います。

お勧めしたい方

歌舞伎の歴史・背景・文化を学びたい方

自分なりの歌舞伎の楽しみ方・味わい方を深めたい方

作品の鑑賞ポイントを知りたい方

日本の伝統芸能について理解を深めたい方

開催概要

日程:2009年 10/3、10/17、10/31、11/7、11/14、11/21 (すべて土曜日) 全6回

時間:13:00-15:30(最終回は終了後に都内劇場にて歌舞伎鑑賞予定)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込)※観劇費用は別途(実費) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

10月3日(土)13:00-15:30

第1回 役者でみる

役者の違いから生まれる歌舞伎の楽しみ方をお伝えします。

歌舞伎の魅力はイコール役者の魅力とも言えます。同じ作品でありながら、演じる役者により、あるいは役者の組み合わせによって、その楽しみ方は何通りにも膨らんでいきます。

【鑑賞作品】役者の違いを楽しみながら鑑賞します。

・仮名手本忠臣蔵「山崎街道」
・菅原伝授手習鑑「寺子屋」

10月17日(土)13:00-15:30

第2回 物語でみる

歌舞伎の歴史、背景とともに、作品の物語性に注目し、なぜ今もなお愛され続けているのか、歌舞伎の本質を紐解きます。

【鑑賞作品】脚本、物語性を味わいながら鑑賞します。

・勧進帳
・東海道四谷怪談

10月31日(土)13:00-15:30

第3回 “江戸”と“上方”でみる

江戸の歌舞伎と上方の歌舞伎は両輪をなし、ともに発展しましたが、同じ芝居、同じ役であってもそれぞれ違った演出や演技を生み出しました。それは、江戸と上方の気風の違いでもあり、その土地が生み出す文化でもあります。
江戸と上方それぞれの演出や型を比較することで、歌舞伎の見どころの幅を広げます。

【鑑賞作品】江戸と上方の演出・型を比較しながら鑑賞します。

・仮名手本忠臣蔵「勘平腹切」
・義経千本桜「鮓屋」

11月7日(土)13:00-15:30

第4回 “文楽”と“歌舞伎”でみる

歌舞伎に大きな影響を与えた文楽。文楽でヒットした作品を歌舞伎化した「義太夫狂言」といわれる演目をとりあげ、それぞれの芸能の特徴や違いを知ることで、作品への造詣をより深めます。

【鑑賞作品】文楽と歌舞伎を比較しながら鑑賞します。

・菅原伝授手習鑑「車曳」
・仮名手本忠臣蔵「勘平腹切」 

11月14日(土)13:00-15:30

第5回 音から楽しむ歌舞伎~対談と体験~

義太夫狂言で、重要な役割を果たすのが、竹本と呼ばれる歌舞伎義太夫。実演者を招き、歌舞伎の魅力をお話しいただくとともに、実際に身体を使って「語る」体験をすることで、芸能に対する興味と理解をさらに深めます。

【対談】「音から楽しむ歌舞伎」

ゲスト:竹本葵太夫 聞き手:田口章子

【体験】三味線音楽と台詞の体験

11月21日(土)13:00-21:00予定

第6回 いざ劇場へ

講義では、鑑賞する作品の見どころを紹介します。これまでの講座で培った自分自身の見るべきポイントとあわせて、劇場で歌舞伎の醍醐味を堪能します。(劇場・演目は各劇場の上演演目の発表後に決定します。)

【作品の紹介】 本日の鑑賞作品の見どころ紹介
【舞台鑑賞】 講義終了後、都内劇場へ移動し、観劇。21:00過ぎ終了予定/解散。

参加申込

※開催を中止いたしました。あしからずご了承くださいますようお願いいたします。

田口章子

田口章子(たぐち・あきこ)

京都造形芸術大学芸術学部教授

 

1957年東京生まれ。学習院大学大学院修了。博士(日本語日本文学)。『江戸時代の歌舞伎役者』(中央公論新社)で芸術選奨文部大臣新人賞(評論部門)受賞。

小学生の頃より何よりも歌舞伎を愛し、観劇した舞台は数知れず。楽しくわかりやすく歌舞伎の世界を語り、案内するセンスのよさには定評がある。

 

Website

京都造形大 田口章子のポートフォリオ

 

主な著書

agora風景