林 望先生と歩く【日本古典の森】

※この講座は終了いたしました

この講座へ興味をお持ちくださったみなさまへ
<『夕学五十講』講演情報>

2010年6月10日(木) 中西 進 「やまとごころを問う」

古典とは千年来「面白くあり続けた」文学なのです

日本人が日本語を知らないと言われます。それは畢竟、古典文学の世界を知らないためです。古典というと「退屈な古文の授業」というイメージが強くて敬遠する人が多いのですが、実は、古典とは千年来「面白くあり続けた」文学なのです。

本講座では、古代から近世まで、韻文と散文にまたがって、各時代、種々のスタイルの古典作品を取りあげ、そのごく「さわり」のところから、ほらこんなに古典は面白いぞ、ということを感じていただきます。

予習は必要ありません。豊かな実りもあれば、ヘビも棲み、生命の息吹も溢れれば、おばけも出る、そんな古典の森をリンボウ先生と一緒に歩きながら、頭ではなく“こころ”で、古典の楽しさを存分に味わいます。

頭で理解するのではなく“こころ“で楽しむ

第1回から第4回は、声楽家としても知られるリンボウ先生の朗読から原文の持つリズムと音を味わいます。

参加者による歌会・句会

第5回・第6回では、和歌・俳句の創作を試みます。

お勧めしたい方

古典文学の面白さ・楽しさを味わいたい方

「をかし」や「もののあはれ」など、古典文学に通底する日本文化の本質について理解を深めたい方

豊かな発想力、想像力を育みたい方

開催概要

日程:2009年 4/16、4/30、5/14、5/28、6/11、6/25 (すべて木曜日) 全6回

時間:

  •  第1回~第4回19:00-21:00(2時間)
  •  第5回~第6回18:30-21:30(3時間)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

4月16日(木)19:00-21:00

第1回 『古事記』『万葉集』のヒューマニティ

文学史の中でも最も古い時代、古代の文学に触れます。

『古事記』からは、日本はどんな国なのかという根本を知り、『万葉集』では歌に表れた不易の人情や恋を味わいます。

4月30日(木)19:00-21:00

第2回 『枕草子』は愉快だ

お上品な随筆文学だと思われている『枕草子』。実は、遠慮なくズケズケと物を言う女房清少納言が、正直に赤裸々につづっている王朝の世界です。それは現代のわれわれの生活にもごく近いところがあって、興味はつきません。

5月14日(木)19:00-21:00

第3回 『源氏物語』のリアリズム

『源氏物語』千年紀で、ちょっとしたブームですが、その実、どのくらい本当の原文の面白さが読み解かれているか、じつは心もとないところがあります。

漫画や現代語訳では分かり得ない、原文の持つ大迫力をじっくりと掘り下げます。

5月28日(木)19:00-21:00

第4回 『平家物語』の「もののあはれ」

『平家物語』は、合戦の場面ばかりの殺伐たる物語だと思い込んでいないでしょうか。実はこの作品は、随所に、恋や、親子の情愛や、師弟の友誼や、武士の情や、人情の機微が散りばめられた名作です。

もののあはれに満ちた、豊かな世界をじっくり味わいます。

6月11日(木)18:30-21:30

第5回 王朝和歌にこもるイメージ

平安時代以降の、勅撰集を中心とした和歌の世界を逍遥します。特に、技巧的で、なかなかその味わいどころの掴みにくい王朝和歌を、どうすればよく味わい得るかをじっくりと伝授します。

6月25日(木)18:30-21:30

第6回 近世俳諧の雅俗

近世韻文学といえば、俳諧。いわゆる俳句だけでなく、芭蕉七部集などに代表される連句の世界も含めて、近世の俳諧文学とはどういう世界なのでしょうか。

和歌のような風雅の世界とは違った、俗のうちにこもる人情を味わいます。

教材

古語辞典をご用意下さい。随時、書籍・資料をご案内します。

参加申込

受付は終了いたしました。

この講座へ興味をお持ちくださったみなさまへ
<『夕学五十講』講演情報>

2010年6月10日(木) 中西 進 「やまとごころを問う」

林望

林 望(はやし・のぞむ)

作家、書誌学者

 

1949年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学・国文学。

イギリスはおいしい』で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』で講談社エッセイ賞を受賞。

国文学・書誌学の研究論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能評論、 料理本、詩集等、著書多数。また勝又晃・田代和久氏らに師事して声楽を学びバリトン歌手として広く演奏活動もしている。

 

Website

Prof.Rymbow Official Website

★林望・林大地 Official Blog★

 

主な著書

agora風景