平田オリザさんと創る
【表現力を磨く演劇ワークショップ】

演劇のメソッドで体感するコミュニケーションと表現

国際化時代におけるコミュニケーション能力とはなにか、なぜ、演劇や芸術に触れることがコミュニケーションのツールとして重要なのか、じっくりと考え経験していきます。

表現力やコミュニケーション能力は、一朝一夕で身につくものではありません。この講座を受講すれば、みるみるコミュニケーション能力がついてくると言ったノウハウやスキルを切り売りする講座ではありません。人生観が変わるといったキャッチーな触れ込みもありませんが、確実に、参加者の世界観を広げるお手伝いはできると思っています。

どなたでも参加いただけるメソッドで進めますので演劇経験の必要はありません。身体と頭と心をほぐし、表現リテラシーを磨きましょう。

平田オリザ

演じる

【テキスト】(1~2分程度の短い台詞の台本)に沿って役割を演じることで、コンテクスト(場の流れ)を身体で感じ、理解します。

創る

グループごとにミニ戯曲を【創作】し、最終回で発表します。

お勧めしたい方

身体を動かしながら、自己表現・プレゼンテーションの力を高めたい方

グローバルなコミュニケーション力を探求したい方

新デザイン、新サービスなど抽象的概念や目に見えないものを他の人に伝えたい方

文化行政、芸術教育に関心のある方

開催概要

日程:2012年 5/23(水)、5/30(水)、6/13(水)、6/20(水)、7/7(土)、7/8(日) 全6回

時間:第1回~第4回 18:30-21:30(3時間)、第5回 14:00-17:00(3時間)、第6回 10:00-17:00(6時間・休憩1時間)

定員:24名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

5月23日(水)18:30-21:30

第1回 コミュニケーション能力とはなにか

緊張をほぐし、リラックスした状態でプログラムに参加できるよう簡単なコミュニケーションゲームから始めます。さまざまなゲームを体験し、イメージの共有しやすいものから、次第にイメージの共有しにくいもの(人間の心)をどのように伝えるのか、コミュニケーションの本質を考えます。

【創作1】 戯曲の構造

5月30日(水)18:30-21:30

第2回 意識を分散する

人間は、ともすれば一つのことに意識を集中しがちです。演劇でも、台詞に集中するだけではリアルな演技をすることはできません。ここでは、台詞の意味内容に集中しすぎることなく、声の大きさ、トーン、表情、身体の動かし方などへ意識を分散するトレーニングを行います。

【テキスト1】意識を分散する

【創作2】 設定を考える

6月13日(水)18:30-21:30

第3回 コンテクストをすり合わせる

一つの言葉から受けるイメージ、言語に関する行動は、国、民族、文化はもちろん、一人ひとり異なります。相手はどのような意味でその言葉を使っているのか、「コンテクストのズレ」に気づき、「コンテクストのすり合わせ」を体験することによって、コミュニケーションの本質を捉えます。

【テキスト2】コンテクストとはなにか

【創作3】 登場人物を考える

6月20日(水)18:30-21:30

第4回 受け手の想像力を見積もる

演出家には、観客の想像力の幅をある程度想定してプランを立てることが求められます。
コミュニケーション、とりわけプレゼンテーションに必要な演出の技術について考えます。

【テキスト3】観客の想像力を見積もる

【創作4】 プロットを練る

7月7日(土)14:00-17:00

第5回 物語の構造

私たちが生きる実人生は、複雑系のなかにあって曖昧であり、その一部分だけを切り取って表現することはできません。現実世界を表現するためには、誰もが理解できる普遍性を物語に折り込むことが大切です。
古今東西の物語を支える普遍的な構造はなにか。創作を通じて、表現の本質を捉えます。

【テキスト4】物語の構造

【創作5】エピソードを集める

7月8日(日)10:00-17:00

第6回 創作の歓び・演じる楽しみ

演劇が持つ表現の可能性に最大限に触れます。グループ発表の準備、発表、講評、相互批評を通して、協働で無から何かを創り上げる歓び、演じる楽しみを味わいます。

【創作6】台詞を考える グループ創作・発表

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田口佳史

平田オリザ
(ひらた・おりざ)

劇作家・演出家、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授

 

大学在学中に劇団「青年団」を結成。1995年に『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。演劇をはじめ、教育や言語学におよぶ活動は、日本はもちろん世界からも注目を浴び、世界各国でワークショップや公演を開催。

コミュニケーションデザインの教育・研究に携わるとともに、日本各地の学校において、対話劇やワークショップを実践するなど演劇の手法を取り入れた教育プログラムの支援・開発にも力を注ぐ。

 

主な著書

agora風景