平田オリザさんと創る
【表現力を磨く演劇ワークショップ】

この講座へ興味をお持ちくださったみなさまへ
<『夕学五十講』講演情報>

2010年4月27日(火) 平田オリザ 「対話の時代に向けて」

コミュニケーションに効果的な演劇手法

表現力やコミュニケーション能力は、一朝一夕で身に付くものではありません。この講座は、受講すればみるみるコミュニケーション能力がついてくると言った、ノウハウやスキルを切り売りする講座ではありません。国際化時代におけるコミュニケーション能力とはなにか、なぜ、演劇や芸術に触れることがコミュニケーションのツールとして重要なのか、じっくりと考え経験していきます。

人生観が変わるといったキャッチーな触れ込みをするつもりもありませんが、確実に、参加者の世界観を広げるお手伝いはできると思っています。

どなたでも参加いただけるメソッドで進めますので演劇経験の必要はいりません。身体と頭と心をほぐし、表現力を磨きましょう。

演じる

【テキスト】に沿って役割を演じることで、コンテクスト(場の流れ)を身体で感じ、理解します。 (※テキストとは1~2分程度の短い台詞が書かれた簡単な台本です)

創る

全回を通して「なぜ、街に芸術が必要なのか」をテーマにミニ戯曲を【創作】し、最終回で発表します。

お勧めしたい方

身体を動かしながら、自己表現・プレゼンテーションの力を高めたい方

グローバルなコミュニケーション力を身につけたい方

新デザイン、新サービスなど抽象的概念や目に見えないものを他の人に伝えたい方

文化行政、芸術教育に関心のある方

開催概要

日程:2009年 5/22(金)、5/29(金)、6/5(金)、6/26(金)、7/3(金)、7/4(土) 全6回

時間:

  •  第1回~第5回18:30-21:30(3時間)
  •  第6回10:00-17:00(6時間・休憩1時間)

定員:24名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

[各回の流れ]

第1回~第5回:【テキスト】を使ったワークショップ→レクチャー→【創作】

第6回:【創作】したミニ戯曲の発表・講評

5月22日(金)18:30-21:30

第1回 コミュニケーション能力とはなにか

緊張をほぐし、リラックスした状態で参加できるよう、簡単なコミュニケーションゲームから始めます。さまざまなゲームを体験し、イメージを共有しやすいものから、次第にイメージを共有しにくいもの(人間の心)へと広げていき、コミュニケーションの本質を考えます。

【創作1】 戯曲の構造

5月29日(金)18:30-21:30

第2回 意識を分散する

人間は、ともすれば一つのことに意識を集中しがちです。演劇でも、台詞に集中するだけではリアルな演技をすることはできません。ここでは、台詞の意味内容に集中しすぎることなく、声の大きさ、トーン、表情、身体の動かし方などへ意識を分散することをトレーニングします。

【テキスト1】 意識を分散する

【創作2】 設定を考える

6月5日(金)18:30-21:30

第3回 コンテクストをすり合わせる

一つの言葉から受けるイメージ、言語に関する行動は、国、民族、文化によって異なり、人それぞれ違います。

相手はどのような意味をもってその言葉を使っているのか、一人一人が持つ“コンテクストのズレ”に気づくとともに、演劇の最も基本的な要素である“コンテクストのすり合わせ”を体験することによって、コミュニケーションの本質を捉えます。

【テキスト2】 コンテクストとはなにか

【創作3】 登場人物を考える

6月26日(金)18:30-21:30

第4回 受け手の想像力を見積もる

演出家には、観客の想像力の幅をある程度想定してプランを立てることが求められます。コミュニケーション、とりわけプレゼンテーションに必要な演出の技術について考えます。

【テキスト3】 観客の想像力を見積もる

【創作4】 プロットを練る

7月3日(金)18:30-21:30

第5回 物語の構造

私たちが生きる実人生は、複雑系のなかにあって曖昧であり、その一部分だけを切り取って表現することはできません。現実世界を表現するためには、誰もが理解できる普遍性を物語に折り込むことが大切です。

古今東西の物語を支える普遍的な構造とはなにか。創作を通じて、表現の本質を捉えます。

【テキスト4・5】 物語の構造

【創作5】 エピソードを集める

7月4日(土)10:00-17:00

第6回 創作の歓び・演じる楽しみ

最終回は、演劇が持つ表現の可能性に最大限に触れていきます。

グループ創作発表に向けての準備、発表、講評、相互批評を通して、協働で創り上げる歓び、演じる楽しみを味わいます。

【創作6】 台詞を考える、グループ創作・発表

参加申込

受付は終了いたしました。

この講座へ興味をお持ちくださったみなさまへ
<『夕学五十講』講演情報>

2010年4月27日(火) 平田オリザ 「対話の時代に向けて」

平田オリザ

平田オリザ(ひらた・おりざ)

劇作家・演出家、こまばアゴラ劇場支配人、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授

 

大学在学中に劇団「青年団」を結成。1995年に『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。演劇をはじめ、教育や言語学におよぶ活動は、日本はもちろん世界からも注目を浴び、世界各国でワークショップや公演を開催。

コミュニケーションデザインの教育・研究に携わるとともに、日本各地の学校において、対話劇やワークショップを実践するなど演劇の手法を取り入れた教育プログラムの支援・開発にも力を注ぐ。

 

主な著書

agora風景