覚 和歌子さん・谷川俊太郎さん【詩の教室】

※この講座の受付は終了いたしました。

この講座へ興味をお持ちくださったみなさまへ
<『夕学五十講』講演情報>

2010年7月13日(火) 柳家 喬太郎 「「落語」の噺」
2010年7月23日(金) 種田 陽平 「映画の中で生きる芸術」

生きている不思議 死んでいく不思議
ゼロになるからだが耳をすませる

 ――――覚 和歌子「いつも何度でも」より

一般に暮らしとはかけ離れたところで語られがちな詩ですが、日常のコミュニケーション言語について、人の心に届く言葉について考えたとき、詩人はそれを語るに最もふさわしい存在かもしれません。日常において役に立たない言葉は、人の心に届くこともないからです。さらには、心をふるわす言葉を生み出すことは、自分を味わい見つめること以外ではありません。

本講座では、新しい詩のジャンルを生み出し、瑞々しい感性とダイナミックな朗読で私たちの心を打つ詩人・作詞家 覚 和歌子氏のナビゲートによって、詩の創作と朗読を体験します。ゲストに谷川俊太郎氏を二回お迎えしながら、毎回ユニークな方法で詩や歌詞を創作し、それを声に出す体験を通して、「伝わる言葉」の正体を探っていきます。

「心に届く言葉」を創り、伝える

どうしたら自己満足に終わらない本当に伝わる言葉を創り、人の心に届けることができるのか。全6回を通じた詩作、朗読を通じて探っていきます。

「自分」を見つめ、味わう

詩をつくることを通して、自分自身を見つめ、内面に向かいあいます。

お勧めしたい方

詩の創作と朗読を通じて、自己表現力・コミュニケーション力を高めたい方

詩を通じて、自分自身と向き合い、自己理解を深めたい方

開催概要

日程:2010年 5/15(土)、5/29(土)、6/3(木)、6/17(木)、7/1(木)、7/24(土) 全6回

時間:

  •  第1・2・6回(土曜日)14:00-17:00(3時間)
  •  第3・4・5回(木曜日)18:30-21:30(3時間)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

5月15日(土)14:00-17:00

第1回 言葉の力

言葉には、「意味の力」と「韻律(声・リズム)の力」が同時に備わっていますが、日常的な言葉の意識は、意味の方へばかり向かいがちです。

誰にも平等にそこにある言葉の力、その重要な片翼である「韻律(声・リズム)の力」に気づくための最初の試みとして、「書き言葉」と、「読み/聴き/話し言葉」の即興性・音楽性の違いを体験します。眠っているからだの感覚を徐々に呼び覚まし、声としての言葉の力に少しずつ親しんでいきます。

【 ワークショップ 】 オノマトペで詩を書く

【 リレー作詞 】最終回に向けて完成させるリレー作詞のテーマを決めて、スタートする

5月29日(土)14:00-17:00

第2回 “何か”を思う

二回目からは早速、テーマを設けた創作に取り組み始めます。メガネ、コートなど何でも、ひとつ自分の周りにある「物」を特定し、物にまつわる言葉を創作します。

詩作は特別なことではないのです。何を思ってもいい、誰に伝えてもいい。“何か”について自分の内に湧く言葉を、素直に自由に外に出します。

【 ワークショップ 】 二人称(あなた・君・おまえ)に向けて詩を作る

6月3日(木)18:30-21:30

第3回 “自分の中の子ども”を思う

【ゲスト講師】谷川俊太郎

人は誰しも子どもであった頃があり、また誰もが必ず今も父母にとっての子どもです。自分自身の中に確かにある、あるいは、あるけれども心の隅に潜んでいる“子ども”を切り出し、言葉にします。自らの内面にとことん向かい合いながら、同時に、遊び心たっぷりに言葉を創り出す試みです。

【 ワークショップ 】 ひらがなで詩をつくる

6月17日(木)18:30-21:30

第4回 絵を詩で味わう

【ゲスト講師】谷川俊太郎

誰かに何かのよさを伝える力は、ビジネスにおいて欠かすことのできないものであり、また、インターネットのレビュー機能の普及などにより、今や一部の人だけの仕事ではなくなりました。しかし、感想を述べることの域を出ない言葉の羅列で、十分に伝わるでしょうか。

第4回のテーマは「絵画に詩をつける」。表現としての絵画を、誰かに伝えるためにさらに表現するという、自らの感性を研ぎ澄ます試みです。

【 ワークショップ 】 解説文と詩文の違いを体験する

7月1日(木)18:30-21:30

第5回 歌の言葉を味わう

特定の歌い手に歌詞を提供するということは、作品が自分以外の第三者の口から発せられた時に持ち得る言葉の力をイメージする必要があるという意味において、より難易度の高い創作であると言えます。

この回では、作詞の仕事を受けたと仮定し、その歌い手に合った歌言葉を書いてみます。

【 ワークショップ 】 韻を踏む

7月24日(土)14:00-17:00

第6回 遺言を味わう

【ゲスト講師】丸尾めぐみ(作曲家)

明日にも人生を終えるとしたら、あなたの残したい言葉はなんでしょうか。大切な誰かに対して、この世に対して、言っておきたい言葉があるとすればそれはどんなことでしょうか。全6回のまとめとして、自らの『遺言』に向かい合います。

【 ワークショップ 】 これまでに創作した詩を朗読披露する

【 ワークショップ 】 完成したリレー詞に曲をつけて発表する

参加申込

受付は終了いたしました。

この講座へ興味をお持ちくださったみなさまへ
<『夕学五十講』講演情報>

2010年7月13日(火) 柳家 喬太郎 「「落語」の噺」
2010年7月23日(金) 種田 陽平 「映画の中で生きる芸術」

覚 和歌子

覚 和歌子(かく・わかこ)

詩人

早大一文卒。平原綾香、smap、クミコなどの作詞で、多くの作品をCD化。 92年以後、自作詩の朗読ステージを国内外で精力的に展開。『朗読するための物語詩』という独自の分野を開拓し、評価を受ける。 01年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも』の作詞でレコード大賞金賞。著作に、第一物語詩作品集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、最新詩集『海のような大人になる』(理論社)、エッセイなど多数。
04年ソロアルバム『青空1号』をソニーよりリリース。 08年3月、企画・補作・監修した「星つむぎの歌」(平原綾香・歌)が土井宇宙飛行士のウェイクアップコールとして大気圏外で使用される。同年5月公開の写真映画『ヤーチャイカ』では、原作・脚本・監督(共同監督・谷川俊太郎)をつとめる。09年舞台『届かなかったラブレター』構成・演出を担当。NHK全国学校音楽コンクール課題曲作詞。
詩作を軸足にマルチな活動を展開。

 

谷川俊太郎

谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)

詩人

1931年東京生まれ。1952年に詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。翻訳、劇作、絵本、作詞など幅広く活躍。
 

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