李鳳宇さんと語らう【強い映画】

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<『夕学五十講』講演情報>

2010年7月23日(金) 種田 陽平 「映画の中で生きる芸術」

一本の映画が、新しい扉を開いてくれる。
一本の映画が、気づかずにいたあなたの力を引き出してくれる。
「強い映画」とは、人の心を震え動かす力を内包している。

李鳳宇さんは、時代を越えて生き続け、人に強い影響力を持ち続ける映画を、「強い映画」と呼びます。本講座では、李鳳宇さんが推奨する「強い映画」を鑑賞し、その社会背景や制作の裏側を知り、メッセージの本質に迫りながら、一本の映画を多面的に味わいます。

「強い映画」は、単一のメッセージを伝えるものではありません。現実がそうであるように、一筋縄ではいかない重層的な問題を、複合的な視点で捉えています。
李鳳宇さんとともに「強い映画」を語り味わうことで、自分自身を見つめなおし、気づかずにいたあなたの想いや、大切にしていた何かに出会えることでしょう。

「映画ノート」の製作を通して自分を見つめる

かつて李鳳宇さんは、フランス留学中に500本以上の作品を「映画ノート」に書き留め、感想や創作のアイデアをつづりました。この「映画ノート」にならい、一人ひとりがオリジナルのノートを作成し、映画を観おわった後に湧く、喜・怒・哀・楽・愛・勇気といったさまざまな想いや感想をつづります。

「映画ノート」は批評や優劣をつけるのではなく、自分を見つめ直すとともに、それぞれの味わい方を認め、感動や気づきを共有するきっかけとなり、自分自身も気づいていなかった価値観に出会うことができます。

【2009年度参加者の映画ノートより】
映画ノート『麦の穂をゆらす風』(2006年アイルランド・イギリス・ドイツ他合作)

お勧めしたい方

映画を通して自分自身と向き合い、自己理解を深めたい方

単なる映画鑑賞ではなく、映画より社会が抱える問題について認識を深めたい方

グローバルな観点で各国の文化・歴史に触れたい方

開催概要

日程:2010年 4/24(土)、5/8(土)、5/29(土)、6/19(土)、7/3(土)、7/17(土) 全6回

時間:

  •  第1回 13:00-18:00(4時間・休憩1時間)
  •  第2回以降 11:00-15:00(3時間・休憩1時間)※次回課題映画を鑑賞する場合は17:00頃まで

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

各回の進め方

前半:「映画を語る」(90分)
映画ノートの発表 → ディスカッション → 李さんによる映画ノート解説

後半:「映画紹介」(90分)
テーマに沿った映画の紹介 → 質疑応答 → 次回課題映画の提示(終了後、希望者のみ次回課題映画を鑑賞)

4月24日(土)13:00-18:00

第1回 イントロダクション

李鳳宇さんの映画人生~映画との出会い、「強い映画」への思い~を、プロデュースや配給作品の映像をまじえ紹介します。また、現在の映画を取り巻く状況について解説し、環境への理解を深めます。

後半は次回課題映画の『女優たち』(仮題)を全員で鑑賞します。

5月8日(土)11:00-15:00

第2回 いまを生きる

課題映画:『アクトレス』(仮題)(2009年韓国)

2010年韓国映画 新春最新作品。

韓国人気女優6人(イ・ミスク、キム・ミニ、コ・ヒョンジョン、チェ・ジウ、キム・オクビン、ユン・ヨジョン)の競演による華やかで迫力ある話題作品。世代の異なる6人の女優が実名で登場し繰り広げる、演技ともドキュメンタリーとも区別のつかない物語とハプニングより、複雑で混沌とした現代をしなやかにそしてたくましく生きる彼女たちの姿が描き出され、“いま”を生きることを考えます。

5月29日(土)11:00-15:00

第3回 文化を越える愛と絆

This is it課題映画:『静かなる男』(1952年アメリカ)

1952年アカデミー賞2部門受賞(監督賞、撮影賞)。

悲痛な過去を背負うアイルランド系アメリカ人の男が、平和な生活を望み故郷アイルランドに戻り、一目惚れした女性と結婚するための障害を乗り越えようとする姿を描いた歴史的作品。2つの国の異なる価値観に奮闘する主人公の姿から、文化を越えた愛と絆を考えるとともに、移民の歴史とアメリカ映画産業の隆盛まで、一つの作品を多面的に鑑賞します。

6月19日(土)11:00-15:00

第4回 創造するということ

This is it課題映画:『This is it』(2009年アメリカ)

マイケル・ジャクソンの突然の死よって、予期せぬ形で世に出た傑作。

ツアー公演のリハーサル風景を記録したドキュメンタリーであると同時に、卓越した歌声とパフォーマンスを楽しむミュージカル作品としての味わいもあります。アーティストが作品を創りあげるまでのクリエイティビティの本質を探るとともに、死という現実から生まれた1本の映画作品としての価値に迫ります。

7月3日(土)11:00-15:00

第5回 日本映画と女優

西鶴一代女課題映画:『西鶴一代女』(1952年日本)

ヴェネツィア国際映画祭国際賞受賞作品。

井原西鶴の『好色一代女』を原作に、封建制度下で自我を貫こうとした女性の悲劇的流転人生を巨匠・溝口健二監督が描いた古典文芸作品。ヒロイン田中絹代の演技は、世界映画史上に残る素晴らしさと絶賛されました。

究極まで描き出されたリアリティと丁寧な演出力から、日本映画の真髄と、スクリーンを彩った名女優の演技を味わいます。

7月17日(土)11:00-15:00

第6回 夢をあきらめない

ミルコのひかり課題映画:『ミルコのひかり』(2005年イタリア) オフィシャルサイト

映画をこよなく愛する少年は、不慮の事故により両目の視力を失ってしまう-。イタリア映画界の第一線で活躍する、盲目のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの幼少時代を描く感動のストーリー。

光を失った子ども達と一緒に、音に対するイマジネーションを感じることで、“見る”以上の感動を覚えます。主人公があきらめなかった映画への想いを通して、映画の魅力とは何かを改めて問います。

参加申込

受付は終了いたしました。

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2010年7月23日(金) 種田 陽平 「映画の中で生きる芸術」

李鳳宇

李 鳳宇(り・ぼんう)

映画プロデューサー

 

1960年京都府生まれ。朝鮮大学外国語学部卒業後フランスに留学。帰国後、徳間ジャパンにて映画プロデューサーの道を歩み始め、1989年配給会社シネカノンを設立。配給作は150本を超え、話題となる映画を次々と世に送り出す。2006年『フラガール』では日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む5部門を獲得し、2007年映画文化の発展に功績のあった人・団体に贈られる淀川長治賞を受賞。
2006年に開講した「スクーリング・パッド/映画学部」では、映画俳優コース、映画ビジネスコース、映画脚本家コースにて学部長を務め、人材の指導・育成にも力を注いでいる。

 

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