李鳳宇さんは、時代を越えて生き続け、人に強い影響力を持ち続ける映画を、「強い映画」と呼びます。本講座では、李鳳宇さんが推奨する「強い映画」を鑑賞し、作品の社会背景や製作の裏側を知り、メッセージの本質に迫りながら、一本の映画を多面的に味わいます。
「強い映画」は、単一のメッセージを伝えるものではありません。現実がそうであるように、一筋縄ではいかない重層的な問題を、複合的な視点でとらえています。
李鳳宇さんとともに「強い映画」を通して、現実を見る力、すなわち時代観や社会観を養います。
※この講座は終了いたしました。
李鳳宇さんは、時代を越えて生き続け、人に強い影響力を持ち続ける映画を、「強い映画」と呼びます。本講座では、李鳳宇さんが推奨する「強い映画」を鑑賞し、作品の社会背景や製作の裏側を知り、メッセージの本質に迫りながら、一本の映画を多面的に味わいます。
「強い映画」は、単一のメッセージを伝えるものではありません。現実がそうであるように、一筋縄ではいかない重層的な問題を、複合的な視点でとらえています。
李鳳宇さんとともに「強い映画」を通して、現実を見る力、すなわち時代観や社会観を養います。
実際に課題映画を鑑賞します。映画には一人で楽しむ以外に、皆で鑑賞し、感動や体験を共有する楽しみ方もあります。第1回と第6回はシネカノンのスクリーンで鑑賞する機会を設け、その迫力を味わいます。
映画を鑑賞しての気づきや感想を綴ります。
2009年度参加者の映画ノートより
・『麦の穂をゆらす風』(2006年アイルランド・イギリス・ドイツ他合作)
最優秀映画ノートの製作者は、シネカノン製作映画(2009年8~9月頃都内撮影)に出演することができます。
映画を通して心や感性を磨き、人生を豊かに生きたい方
社会や人を動かす力を持った「強い映画」を理解し、楽しみたい方
グローバルな観点で各国の文化・歴史に触れたい方
日程:2009年 4/11、4/25、5/9、5/30、6/13、6/27 (すべて土曜日) 全6回
時間:
定員:25名
各回の流れ
前半:「映画を語る」(90分)
映画ノートの発表 → ディスカッション → 李さんによる映画ノート解説
後半:「映画紹介」(90分)
テーマに沿った映画の紹介 → 質疑応答 → 次回課題映画の提示(終了後、希望者のみ次回課題映画を鑑賞)
4月11日(土)13:00-18:00
李さんの映画人生~映画との出会い、「強い映画」への思い~を、プロデュース作品や名作・傑作映像を交え紹介します。また、現在の映画を取り巻く状況について解説し、環境への理解を深めます。
後半は、次回課題作品である『クロッシング 祈りの大地』をシネカノンのスクリーンで鑑賞します。
4月25日(土)11:00-15:00
課題映画:『クロッシング 祈りの大地』(2008年韓国)
2009年アカデミー賞外国語映画部門賞韓国代表作品。
「親子の絆」は洋の東西を問わず、多くの小説・映画で取り上げられるテーマです。離ればなれになった家族の“相手を思いやる心”や、“極限状態から生き延びる意志の強さ”を、本作から考えます。100人を超えるエピソードにもとづいた、実話の持つ力強さも存分に味わいます。
後半は、同様のテーマに沿って『Missing』『山椒大夫』など、親子や家族の絆を扱った作品を紹介します。
5月9日(土)11:00-15:00
課題映画:『麦の穂をゆらす風』(2006年アイルランド) オフィシャルサイト
2006年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。アイルランドの内戦を舞台に、歴史の波にのまれ運命に翻弄される兄弟の姿を描いた作品。
多くの戦争は、国家のため、イデオロギーのためといった大義を伴う一方、愛する家族や故郷を守りたいという、私情との相克を生み出します。本作から、運命に翻弄される家族の姿、そして作品に内包されるレジスタンス(抵抗運動)について考えます。
後半は、映像を通して社会を鋭く見つめてきたケン・ローチの作品を鑑賞しながら、その根底に流れる思想や作風の複雑性を味わいます。
5月30日(土)11:00-15:00
課題映画:『フラガール』(2006年日本) オフィシャルサイト
2007年日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか五冠獲得。常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の奇跡の実話。
「故郷への誇り」や「親子の愛情」、「夢への想い」など、変わりゆく時代の中で生き続ける、“変わらない何か”を探します。
後半は、本作の脚本家である羽原大介さんを招いて、取材活動やキャラクター設定へのこだわりなどをお聞きします。
6月13日(土)11:00-15:00
課題映画:『アフター・ウェディング』(2006年デンマーク) オフィシャルサイト
2007年アカデミー賞外国語映画部門賞ノミネート。家族を大切にすることの意味を問うたストーリーが大きなインパクトを与えた作品。
李鳳宇さんは、女性監督には特有の世界観や物語があるといいます。本作では、デンマークの女性監督スサンネ・ビアが描く、さまざまな愛の姿と巧みなシナリオをひも解きながら、究極の愛の間で揺れる主人公の心の旅に迫ります。
後半は、世界や日本で活躍する女性監督とその作品を紹介し、“家族”や“男性”、“愛”を描く視点と作風に触れます。
6月27日(土)11:00-15:00
課題映画:『苺とチョコレート』(1993年キューバ・メキシコ・スペイン合作)
1994年ベルリン映画祭銀熊賞受賞。社会主義国キューバの4人に1人が見たといわれる、キューバ映画を代表する作品。
本作はキューバを舞台に、きわどい台詞を散りばめながら同性愛や体制批判を正面から描いており、ほかの社会主義国では考えられない独特の価値観を感じさせます。曇りのない心と豊かな表現力を持つスパニッシュ映画の包容力が、私たちにもたらすものについて考えます。
後半は、キューバ・南米・スペイン映画に連綿と受け継がれるスパニッシュの精神や自由な表現、その魅力について理解を深めます。
受付は終了いたしました。