美山先生・平野先生と楽しむ
【ドイツオペラの精髄】

総合力で圧倒するドイツオペラの魅力

オペラは時代の文化・歴史・栄華の象徴であると同時に、常に芸術的探究の最前線でした。なかでもドイツオペラは、題材、ドラマ、歌唱、音楽の形式やオーケストラの効果を融合させた高い次元の芸術性を実現し、またオペラ発祥の地イタリアとは異なる伝統を誇っており、汲めどもつきぬ魅力をもっています。

本講座では、オペラ史を決定づけた作曲家や作品、思想、歴史的出来事をたどりながらドイツオペラを総合的に理解し、楽しみます。そして世界最高峰である「ウィーン国立歌劇場」の来日公演をたっぷりと味わいましょう。

美山良夫
平野昭

感性と知性で学ぶ

講義では作品理解、音楽理論、思想、歴史などを音楽や映像をたくさん聴きながら学びます。

ウィーン国立歌劇場鑑賞

3世紀余にわたり偉大な作曲家、作品、演奏家にとっての檜舞台であり続けてきたウィーン国立歌劇場の来日公演のガイドつき特別鑑賞会を行います。(講座参加者は特別優待料金でご鑑賞いただけます。A~C席を予定。)
公演の詳細は公演内容をご参照ください。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/nbsnews-wien2016.html

お勧めしたい方

ドイツオペラの理解を深め、魅力をより堪能したい方

オペラの芸術、音楽、作品、歴史などを学びたい方

開催概要

日程:2016年 7/9、7/23、8/6、8/27、9/10、9/24(すべて土曜日)全6回

時間:第1回 10:00-13:00、第2回以降 14:00-17:00

※第1回の開催時間が変更されました。(6/29更新)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:108,000円(消費税8%込) 割引制度 キャンセル規定
※講座参加者はウィーン国立歌劇場公演を特別優待料金にてご鑑賞いただけます(希望公演、A~C席を予定)。各公演1日程は、講師のガイドつき鑑賞会を開催します。

講座内容

7月9日(土)10:00-13:00

第1回 モーツアルト、天才作曲家のイタリア語オペラ

オペラが華開いた18世紀後半、ドイツではモーツアルトが台本作家ダ・ポンテと組んで天才コンビと呼ばれ、三部作が人気を博します。三部作《フィガロの結婚》《ドン・ジョヴァンニ》《コシ・ファン・トゥッテ》に焦点をあて、ドラマ展開、音楽進行、構成の面からモーツアルトのイタリア語オペラの魅力に迫ります。(平野)

※第1回の開催時間が変更となりました。

7月23日(土)14:00-17:00

第2回 ベートーヴェン唯一のオペラの意味

ひとつのオペラに4曲もの序曲が作曲された異例な《フィデリオ》。ベートーヴェンは改作・改訂を繰り返し、この作品にこだわり続けました。フランス革命を引き起こすことになった社会背景、思想、哲学、さらにはベートーヴェンの理想の女性観などを再考します。(平野)

8月6日(土)14:00-17:00

第3回 シューベルトとウェーバー、ドイツ国民主義オペラの誕生

19世紀初頭のウィーンにおけるイタリア趣味至上主義と、ドイツ人による民族的アイデンティティー探求の交差点上に、ドイツ固有のオペラが誕生します。新しい時代にふさわしい題材と表現を求めたウィーンのオペラ界を、ウェーバーの《魔弾の射手》を中心に概観します。(平野)

8月27日(土)14:00-17:00

第4回 ワーグナーの改革、探究と芸術

ロマン派歌劇の頂点ワーグナーの魅力は、重層さにあります。彼の作品はオペラがもつ根本的な矛盾や困難さを克服する、改革の試みや探究の場であり、そこに類例のない芸術の達成がありました。《さまよえるオランダ人》など代表的作品を引用しながら、改革、探究、芸術の3つの層からワーグナーの芸術とその根源を紐解きます。(美山)

9月10日(土)14:00-17:00

第5回 ワーグナーの魅力、「ワルキューレ」を中心に

ワーグナーの『ニーベルンクの指環』は4部作からなる長大なオペラで、音楽的な工夫も実に多彩に凝らされています。『指環』をより楽しむために、作品の成り立ち含めた全体像を俯瞰するとともに、《ワルキューレ》を中心に魅力と鑑賞ポイントをご紹介します。(美山)

9月24日(土)14:00-17:00

第6回 R.シュトラウス、ワーグナー以後のドイツオペラを決定づけた魅力

R.シュトラウスは、オペラの大半(7曲)をホフマンスタールの台本に作曲し、「文学的オペラ」と呼ばれる表現様式を確立、またオーケストラや楽器を豊かに用いました。ワーグナーの伝統を受け継いだ楽劇《サロメ》や《エレクトラ》、新古典的な作風の《ばらの騎士》、喜劇性を含む《ナクソス島のアリアドネ》など作品を介し、彼の魅力に迫ります。(平野)

ウィーン国立歌劇場オペラ公演 特別鑑賞会

世界最高峰のオペラ劇場であるウィーン国立歌劇場の来日公演を、先生方のガイドとともに鑑賞します。当講座座参加者は特別優待料金で鑑賞いただけます。(希望公演、A~C席を予定)

  • 10/30(日)《ナクソス島のアリアドネ》 東京文化会館(平野)
  • 11/6(日)《ワルキューレ》東京文化会館(美山)
  • 11/13(日)《フィガロの結婚》神奈川県民ホール(平野)

公演の詳細は公演内容をご参照ください。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/nbsnews-wien2016.html

参加申込

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美山良夫

美山良夫(みやま・よしお)

慶應義塾大学文学部名誉教授

 

慶應義塾大学、同大学院、およびパリ大学音楽学専攻博士課程に学ぶ。慶應義塾大学助教授、教授、同大学アート・センター所長等をへて2012年より現職。専門領域は音楽学、芸術学、アートマネジメント。 設立からかかわったNPO法人芸術家のくすり箱(2005-現在)、慶應義塾大学アート・センター(所長2009-2012)などを通じ、現代社会における芸術活動の役割を担い、理論研究と実践活動を積極的におこなっている。

 

平野 昭

平野 昭(ひらの・あきら)

静岡文化芸術大学名誉教授

 

1949年横浜生まれ。武蔵野音楽大学大学院音楽学専攻修了。専門領域は西洋音楽史、音楽美学。18~19世紀ドイツ・オーストリア音楽の様式研究および音楽受容史研究を個人研究の課題としている。尚美学園短大助教授、沖縄県立藝術大学教授、静岡文化芸術大学教授、慶應義塾大学教授を歴任。東京藝術大学音楽学部、国立音楽大学大学院、成城大学大学院、東京音楽大学大学院等の非常勤講師も勤める。日本音楽学会・国際音楽学会・18世紀学会各会員。