コラムニスト小田嶋隆さんの
【文章表現ワークショップ】

文章を書くということは、いつだって挑戦である。

私は長くコラムを書いている。コラムとは、ある程度定められた枠内で自分の思いを主張する文章だ。ならば、書き方のコツといったものを会得しているのではないかと期待されるのだが、文章の書き方とはそう簡単に明示できるものではない。なぜなら、文章を書くということは、書き手の価値観や人生観と直結する行為であり、いつだって挑戦であるはずだからだ。

新聞記事や学術論文のような、規格がなければ成立しない文章もある。しかし、「慣れ」や「手順」から生まれる文章は、自分らしい文章ではない。だから、このワークショップでは「自分らしい文章」にこだわって徹底的に考え、さまざまな表現方法に触れていく。

文章を書くという挑戦を、楽しもうではないか。

小田嶋隆

人気コラムニストがガイドする「自分らしい文章」

テレビ、スポーツ、政治、ビジネス・・・世の中のありとあらゆる事象に、独自の視点と鋭い分析力、そしてユーモアを忘れない文章で対峙する人気コラムニスト小田嶋隆さんと、一人ひとりの個性が発揮された自分らしい文章をめざします。

書いて、共有することで実感する「書くことの効用」

30年以上にわたって文章を書き続けてきた小田嶋さんは、文章をああだこうだと「直す」ことで良くなるとは考えません。文章を修正をすることも、矯正することもありません。
この講座では「書く」ことと、「他者に読んでもらう」ことの2つを大切にして、提出された課題の講評・共有を行います。

お勧めしたい方

文章力を伸ばしたい、鍛えたい方

自己理解を深め、「物を書くこと」の効用を実感したい方

さまざまな文章表現に触れをきっかけに、コミュニケーション・プレゼンテーションの力を高めたい方

開催概要

日程:2016年 6/4、6/18、7/2、7/16、7/30、8/20(すべて土曜日)全6回

時間:14:00-17:00

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:108,000円(消費税8%込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

6月4日(土)14:00-17:00

第1回 翻訳-描写力を鍛える

はじめに、文章を書くことへの苦手意識や恐怖を克服するために、描写力すなわち「書き起こす」力を鍛えよう。大切にしている自分の想いも、すばらしいアイデアも、うまく外に出すことができないから、悩み、ストレスに感じるのである。
文章の意味を汲みとって言葉を選ぶ翻訳をすることで、自分自身の描写力と、書くことの楽しさを実感する。

【課題】 簡単な英文を翻訳する

6月18日(土)14:00-17:00

第2回 手書きで書く-思考プロセスと身体の感覚に気づく

PCやスマホでの入力が一般的になり、手書きの機会が減っている。手書きはPCのように編集が容易でないこともあって、身体の使い方はもちろん、書き始めるまでの頭の使い方が大きく異なる。
手書きに挑戦することで、頭の使い方、そして書き終えた後の感覚を味わってみよう。

【課題】 手紙を書く

7月2日(土)14:00-17:00

第3回 会話体で書く-表現の幅を広げる

文章における会話文は、ある種の無法地帯だ。会話の中の言葉は、文章の中のそれより感覚的で、自由であり、結論を気にせずに展開だけを楽しめるという魅力がある。
文章を賦活するスパイスとなるような、適切な会話体の用い方を理解する。

【課題】 会話体で書く

7月16日(土)14:00-17:00

第4回 思い出を書く-自分を語る

文章を書くことに苦手意識を持ってしまう一つには、他者の目があるのではないだろうか。他者からの反応や評価を求めること自体はとても自然なことだが、ここでは思い出という、自分の中だけにある記憶を掘り起こして、とことん自分語りをしてみよう。テーマ、視点、言葉遣い、リズムなど、いろいろな要素も駆使して、自分の個性を探ってみよう。

【課題】 思い出を書く

7月30日(土)14:00-17:00

第5回 テーマとの距離感、切りとる角度-モノ、コトを語る

すぐれた文章、個性的な文章を書くために欠かせない要素の一つに「テーマをどう切りとるか」がある。テーマは、批評的な態度を捨て、書くための「アタマ」になりきり、ときに独善にいたるほどに独創的になることで、思わぬ姿を見せることがある。
常識的な語法や理性的な表現、保守的な見解を超えた発想に挑戦し、自分自身のテーマの切り取り方を探る。

【課題】 コラムを書く

8月20日(土)14:00-17:00

第6回 レビューを書く-人を動かす文章とは

よい文章には一定の技巧と、読み手を納得させるに足るアイデアがなくてはならない。
最終回は、描写力と創造力を発揮して、読み手の心を打つ自分らしい文章に挑戦してもらう。

【課題】 レビューを書く

参加申込

この講座の募集は終了いたしました。

小田嶋隆

小田嶋隆
(おだじま・たかし)

コラムニスト

 

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。
2008年から日経ビジネスオンライン「小田嶋隆の『ア・ピース・オブ・警句』」を連載中。浦和レッズファン。

 

主な著書