金原亭馬生師匠・荻野アンナさんと
【落語ワークショップ】
~体験!あなたも落語家に

※受付は終了いたしました。

噺すことは、人の生き方・考え方を学び、
あなたの魅力を引き出します

落語は高座にたった1人で座って演じる芸です。台詞だけで物語を展開し、限られた道具であらゆる所作を表し、観客と噺家の間にある「場」を読み、一体感をつくりあげていく高度な話術と表現力が求められます。私はこれまで、フランス文学を軸に日本文化や日本語の持つ魅力について考えてきましたが、そこに落語への関心が加わる事によって、表現がより自由に、大きく拡がりました。
金原亭馬生師匠の卓越した技と表現力を眼前に、落語初心者の方にもユーモア溢れる噺の世界を体験し、楽しく表現力を磨いて頂けるよう私が案内役を務めます。

 金原亭駒ん奈

落語を通してことばとからだの表現力を磨く

江戸文化を今に伝える落語には、現代人が見落としがちなさまざまな表現方法や身体知が散りばめられています。落語を実際に体験することで、今を生きる私たちの眠った感覚や表現を呼び起こし、ことばとからだに対する感覚を研ぎ澄まします。

文化、表現の違いを知ることで表現力の幅を拡げる

江戸と現代、日本とフランス、落語と文学・・・時空を越えてさまざまな角度から文化、表現の違いをみて考えることで、表現力の幅を拡げ、より豊かなものへと創造します。第2回~5回は師匠と荻野さんのかけあい、個々のお話を中心に、落語ワークショップを織り交ぜて進行します。

お勧めしたい方

落語の面白さ、楽しさを味わいたい方

落語を通して、身体表現、場のつくり方を体得し表現力を高めたい方

落語に出てくるさまざまな表現や文化から、人生、人間のあり方について考えたい方

開催概要

日程:2012年 4/28、5/19、6/9、6/16、6/30、7/14(すべて土曜日) 全6回

時間:第1回 10:00~16:30(休憩・移動時間含む)、第2~6回14:00-17:00(3時間)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

4月28日(土)10:00-16:30

第1回 落語を楽しむ~寄席への誘い

落語を楽しむための第一歩はまず寄席を体験することです。初めての方も十分に楽しめる「落語の楽しみ方」を学んでから、鈴本演芸場で金原亭馬生師匠の高座を聴き、噺家の話術、身体の表現力、場のつくりかたをナマで味わいます。

5月19日(土)14:00-17:00

第2回 落語の世界と小説の世界~無駄を省く

落語の特徴に、無駄な言葉を省き、洗練された話芸としての面白さを追求する、軽妙洒脱な芸という一面があります。これは、幾通りにも表現方法を変え言葉の持つ深さを味わい、言葉ですべての情景を描写していく小説の世界観とは大きく異なります。
「落語」の世界と「小説」の世界を比較することで、言葉の持つ表現力の違いにせまります。

【ワークショップ】見立ての芸 -扇子・手ぬぐいの所作

6月9日(土)14:00-17:00

第3回 表現の余裕を味わう~無駄を楽しむ

「無駄のない人生は無駄な人生」(金原亭馬生)と言われるように、落語では与太郎話に代表される、のんきでほのぼのした情景や人物がたくさん描かれています。これは、今を生きる私たちがどこかで置いてきてしまった産物であるかもしれません。
無駄を楽しむことで余裕が生まれ、私たちの表現の幅がさらに拡がります。

【ワークショップ】人物の描写

6月16日(土)14:00-17:00

第4回 文化の違い、表現の違い

江戸文化を伝える落語には、江戸庶民の暮らしぶり、生き方が折々に刻まれています。当時の文化や風俗を知ることで、落語の楽しみはより広がりますが、異なる時代や文化と比較すると驚く点も多いことでしょう。
江戸と現代、江戸とパリの文化や生活から、文化の違いが生み出す表現の違いについて味わいます。

【ワークショップ】日常動作の表現

6月30日(土)14:00-17:00

第5回 時は金なり~時間、お金、そして人間の欲を考える

「いま、何時(なんどき)だい?」で有名な古典落語「時そば」のくだり。現代人のように24時間フル活動ではない江戸庶民の生活を垣間見、当時の時間や金銭に対する感覚を知ることは、人間の欲について考える事につながります。
古今東西、私たちの生活をさらに充実したものにも、反対に破滅へも導く、時間・お金を通した人間の欲、さらには人生・生き方について考えます。

【ワークショップ】小咄の実演

7月14日(土)14:00-17:00

第6回 丸の内寄席~体験!あなたも落語家に

さぁ、寄ってらっしゃい、みてらっしゃい!慶應MCC丸の内寄席の始まりです。
最終回は、簡単な小咄にて、皆さんと一緒に寄席を創りあげていきます。実際の高座体験で多彩な表現力の拡がりを味わいます。

参加申込

受付は終了いたしました。

金原亭馬生

金原亭馬生
(きんげんてい・ばしょう)

落語家

 

1947年東京銀座木挽町生まれ。1969年10代目金原亭馬生に入門。1987年真打昇進。1999年11代目馬生襲名。1988年第8回国立演芸場花形新人大賞 大賞、2000年第16回浅草芸能大賞 奨励賞受賞。
江戸っ子の心意気を伝える高座がたくさんのファンを魅了する。鹿芝居、茶番、高座舞にも定評がある。

 

荻野アンナ
(おぎの・あんな)

作家、慶應義塾大学文学部教授

 

父はフランス系米国人。母江見絹子は画家。小学生時代に日本へ帰化。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。フランス政府給費留学生としてパリ第4大学に留学し、ラブレーを研究。慶應義塾大学大学院博士課程修了。1991年『背負い水』で芥川賞受賞。2002年『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞受賞。
2005年11代目金原亭馬生師匠に弟子入り、金原亭駒ん奈を名乗る。2007年フランス教育功労賞シェヴァリエ叙勲。

 

主な著書

agora風景