佐久協先生と読み解く
【現代に活かす『論語』と『孟子』】

※この講座は終了いたしました

この講座へ興味をお持ちくださったみなさまへ
<『夕学五十講』講演情報>

2010年4月22日(木) 莫 邦富 「中国から見た日本、日本から見た中国」
2010年7月20日(火) 小倉 紀蔵 「日中韓はひとつになれるか・・・文化・文明論的観点から」
2010年7月27日(火) 松本 健一 「日本の青春時代とは、何か~『坂の上の雲』にふれて~」

混沌とした時代に知恵と元気を取り戻す

孔子と孟子の生き方と思想を教材に、混沌とした時代を生きる知恵を身につけ、失われた元気を取り戻すことを目標としています。

政治・経済・文化すべてにわたって混沌とした世界情勢。価値観・倫理観を喪失した企業組織や個人。こうした問題に直面する現代は、実は、孔子や孟子が生きた戦乱の時代と酷似しています。混迷した時代にあって、孔子や孟子が何を考え、どのように行動したかを学ぶことは、現在をどう捉え、どのように生き、日本や社会をどうやって作っていくかを考えることにつながります。

“慶應義塾高校で最も人気のある授業をする先生”として親しまれた佐久 協先生と、ビジネスや人生にいかに応用するかという視点で、『論語』『孟子』を読み解きます。

中国古典のリズムを体で覚える

全員で声を揃えて『論語』『孟子』を素読します。素読は、江戸時代には藩校から寺子屋まで学習の必須行為として行われていました。現代では、言語感覚を養い、心と身体を鍛える訓練法として見直されています。
言葉と内容に潜在する価値を感じとり、“身体知”としての古典教養を身につけます。

お勧めしたい方

『論語』『孟子』の思想・考え方をビジネスや人生に役立てたい方

生きる上での哲学や価値観の重要性を認識し、醸成したい方

開催概要

日程:2009年 5/23、6/6、6/20、7/4、7/18、8/1、8/8 (すべて土曜日) 全7回

時間:14:00-17:00(3時間)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:105,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

5月23日(土)14:00-17:00

第1回 孔子の生涯と『論語』

孔子は紀元前552年、春秋時代後期、魯(現在の中国山東省)に生まれました。早くに両親を失い、賤貧の暮らしの中で学問に励みました、弟子を育てるようになってからも放浪・亡命の生活を余儀なくされ、ようやく名を成したのは50代であったと言われます。

苦労の人生ながらも「仁」(思いやり)を重視し、理想的な社会・国家を築かんとする高い志を生涯貫き通しました孔子の人物像と生涯、そしてその人生から生まれた『論語』について考えます。

6月6日(土)14:00-17:00

第2回 孔子の世界観

孔子の生きた時代は、豪族が軍事力で牽制しあっていた争乱の時代でした。その中で孔子は、理想的な社会観、国家像、世界観とまでも言える志を持っていました。

理想を追い求めながらも、現実的な論理性を貫こうとする孔子の考え方、世界観を『論語』から読み解きます。

6月20日(土)14:00-17:00

第3回 孔子に読む組織論

人情味豊かな教育者であった孔子は、三千を超える門弟組織を作り上げ、その弟子たちは諸国に赴き、政治家、教育者あるいは啓蒙家として活躍しました。

立身出世に拘泥することなく、高い理想を追求し続け妥協しなかった孔子と弟子の関係を通して、組織のあり方を考えます。

7月4日(土)14:00-17:00

第4回 行動者としての孔子

行動が伴ってこそ、信頼に足る人物か、立派な人物かが判断されると説いた孔子は、52歳で魯国の政治に参画し、外交・軍事の両面で大きな成果を上げました。

行動する思想家である孔子の言葉から、ビジネスと戦略の視点で学ぶべきこと、心に留めておくべき指針を読み解きます。

7月18日(土)14:00-17:00

第5回 孟子の生涯と思想

孔子に遅れること約100年、孟子は戦国時代のまっただ中に生まれ、自ら孔子の後継者と称し、当時衰微していた儒家思想の再興を目指しました。あらゆる変革は個の力に目覚めた個人によってのみ成し遂げられるとする孟子の考え方が、なぜ人々の原動力となり続けるのかを考えながら、孟子の生涯と思想を読みきます。

8月1日(土)14:00-17:00

第6回 儒教とその他の思想

孔子・孟子に代表される儒家思想は、さまざまな時代の局面で、人々や社会、政治に大きな影響を与える一方、単一的な価値観の限界が指摘されており、老子や荘子の老荘思想は、相対的価値観を主張しました。

老荘思想を中心とした儒家以外の東洋思想の深み・懐の深さを理解しつつ、現代への活かし方を学びます。

8月8日(土)14:00-17:00

第7回 『論語』『孟子』を現代に読み解く

儒教の思想は、朱子学や陽明学などその時代環境に応じた新たな解釈も生み出しました。日本でも江戸時代以降、武家や庶民の教育啓蒙思想として広く普及し、故事成語や四字熟語、道徳観など、身近な存在として現代へ受け継がれています。

日本人がどのように『論語』『孟子』を受容し、咀嚼してきたのかを振り返りつつ、21世紀における活用方法を議論します。

教材

※初回に配布します。

  • 『高校生が感動した論語』 佐久協著、祥伝社新書、2006年
  • 『「孟子」は人を強くする』 佐久協著、祥伝社新書、2008年

参加申込

受付は終了いたしました。

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2010年4月22日(木) 莫 邦富 「中国から見た日本、日本から見た中国」
2010年7月20日(火) 小倉 紀蔵 「日中韓はひとつになれるか・・・文化・文明論的観点から」
2010年7月27日(火) 松本 健一 「日本の青春時代とは、何か~『坂の上の雲』にふれて~」

佐久協

佐久 協(さく・やすし)

作家、元慶應義塾高校教諭

 

慶應義塾大学文学部卒業後、同大学院で中国文学・国文学を専攻。大学院修了後、慶應義塾高校で教職に就き、国語・漢文・中国語などを教える。同校生徒のアンケートで最も人気のある授業をする先生として親しまれてきた。2004年に退職。 著書『高校生が感動した「論語」』(祥伝社新書)は、15万部を超えるベストセラーに。

 

主な著書

agora風景