田口佳史さんに問う中国古典
【人生の戦略書・孫子】

※この講座の募集は終了いたしました。

主体的に生きるための人生戦略

戦いに戦略が不可欠なように、人生にも戦略が必要ではないでしょうか。
本講座では、兵法の書、戦略の要諦として活用されてきた『孫子』を「人生の戦略書」として読み解きます。人と人とのぶつかり合いに起因する人生の諸問題に対して、安易なHow toに踊らされたり、一時の感情に流されたりすることなく、広い視野と微細な観察をもって、戦略的に対峙する視点と精神を養います。

非好戦的な思想:「戦わずして勝つ」

『孫子』全編に通底するのは、戦力の消耗や犠牲につながる現実の戦いをできるだけ避けつつ目的を達成しようという非好戦的な思想です。これは人間の生き方にも適用できます。

現実主義な立場:「彼を知り、己を知る」

『孫子』では、徹底的な情報収集と分析を重視します。理想・願望にこだわるあまり現実を見失うことなく、あくまでも“いま”“ここ”で何をすべきかを見定めることは、人生にも不可欠な視点です。

主体性の重視:「善く戦うものは、人に致して人に致されず」

相手に振り回される戦い、受け身の人生は、消耗や徒労ばかりが蓄積します。人生も人間関係も常に先を読み、将来の事態に備えて対策を整えておくことが肝要です。

お勧めしたい方

中国古典の思想・考え方をビジネスや人生に役立てたい方

生きる上での哲学や価値観の重要性を認識し、醸成したい方

開催概要

日程:2015年10/5(月)、10/19(月)、11/2(月)、11/17(火)、11/30(月)、12/14(月) 全6回

時間:18:30-21:30(3時間)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:108,000円(税込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

10月5日(月)18:30-21:30

第1回 「勝つ」ということ

戦争はやむを得ず行うものであって、戦う前提には、本来達成すべき目的があるはずです。
眼前の状況や感情にとらわれることなく、本来の目的に照らして何をすべきかを考えることの大切さを理解します。

10月19日(月)18:30-21:30

第2回 「戦略」とは何か

戦いは、その場の気力や小賢しさではなく、日頃の準備と基盤作りで決まります。
「いざ」という時に機敏に、そして大胆に行動するために不可欠な長期的・俯瞰的な思考について理解を深めます。

11月2日(月)18:30-21:30

第3回 「情報」とは何か

的確な判断を下すためには、情報の収集と分析は欠かせませんが、誰もが考えるようなありきたりの収集・分析では意味をなしません。
情報戦を勝ち抜くための視点と根本思想について学びます。

11月17日(火)18:30-21:30

第4回 戦略の実行にあたって

戦略を実行する際には、スピードと柔軟性が正否を決定づけます。消耗と疲弊を招く長期戦や正攻法へのこだわりを捨て、迅速に、しなやかに戦うこと、生きることの意義を説きます。

11月30日(月)18:30-21:30

第5回 人間関係の要諦

戦いにおけるリーダーシップ、上司と部下の信頼関係等の巧拙は、その結果がすぐに判明するがゆえに、要諦やコツを学ぶことの有用性も普遍的です。
『孫子』の人間観、組織観を人生に適用することを試みます。

12月14日(月)18:30-21:30

第6回 より良い人生とは

「人生の戦略書」として孫子を振り返ります。「非好戦性」「現実主義」「主体性」といった概念を、個人が人生を生きる上で、そして組織が世界で戦うにあたってどのように活かしていくべきかを議論します。

参加申込

この講座の募集は終了いたしました。

田口佳史

田口佳史
(たぐち・よしふみ)

東洋思想研究家、株式会社イメージプラン代表取締役社長

 

1942年東京生まれ。新進の記録映画監督として活躍中、25歳の時タイ国バンコク市郊外で重傷を負い、生死の境で「老子」と出会う。奇跡的に生還し、以降中国古典思想研究四十数年。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者。
企業、官公庁、地方自治体、教育機関など全国各地で講演講義を続け、1万名を越える社会人教育の実績がある。 1998年に老荘思想的経営論「タオ・マネジメント」を発表、米国でも英語版が発刊され、東洋思想と西洋先端技法との融合による新しい経営思想として注目される。

 

主な著書