田口佳史さんに問う【論語に学ぶ人間の本質】

※この講座の募集は終了いたしました。

『論語』を学んで、ぶれない自分をつくる

『論語』は今から2500年前に編まれた儒家思想の根本教典です。日本においても、古来最も広く読まれた書物だと言われています。『論語』がかくも幅広く読まれてきた理由は、その平易で明晰な文体と同時に、時代を超越して人々の心を打つ「人間の本質」が記されているからにほかなりません。

この講座では、40年以上にわたって中国古典思想の研究と普及に従事してきた田口佳史さんの導きで『論語』をひも解き、ぶれない自分をつくるための軸を探します。

田口佳史

欲望とは、競争とは、そして人生の成功とは・・・
人生と仕事に関わる諸問題を徹底問答

『論語』500章の中から、選び抜いた珠玉の名句をじっくりと吟味します。そのうえで、企業人、教育者、政治家など多様な受講者と対峙してきた田口さんに、人生と仕事の諸問題を問いかけ、思索を巡らせます。

お勧めしたい方

『論語』の思想・考え方をビジネスや人生に役立てたい方

生きる上での哲学や価値観の重要性を認識し、醸成したい方

開催概要

日程:2014年 4/7、4/21、5/12、5/26、6/9、6/23(すべて月曜日) 全6回

時間:18:30-21:30(3時間)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:108,000円(消費税8%込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

4月7日(月)18:30-21:30

第1回 学ぶということの本質

私たちは、「自己啓発」「能力開発」という言葉を何気なく使っていますが、真の「学習」について、深く思索する機会はあまりありません。「学習」は、知識やスキルを修得する(学ぶ)ことと、獲得した知識を実践し、自分のものとするまで習熟する(習う)ことではじめて完結するといわれます。三千人の弟子を育てたと伝えられる孔子の「学習論」に触れます。

4月21日(月)18:30-21:30

第2回 規範はなぜ重要なのか

規範とは、人間の判断や行動の基準となるものです。儒家思想には、「四端五常」という簡潔かつ普遍的な規範があり、古くから日本社会の基底を形成してきました。急速に失われつつあるといわれる規範の意味を確認することで、自己を律し、社会を導くための根本原理を考えます。

5月12日(月)18:30-21:30

第3回 競争をどう捉えるか

健全な競争は、努力の質を高め、創意工夫のもとになります。しかし、勝つこと、執着することが当初の目的を見失わせ、道を違えてしまうこともあります。真の競争とは、他者との競い合いではなく、自分自身に潜む「内なる敵」との戦いとも言えるでしょう。最後まで自己を見失うことなく、最善を尽くすことの大切さを理解します。

5月26日(月)18:30-21:30

第4回 欲望にどう向き合うべきか

人間の欲望は、社会を発展させる原動力と言えますが、一方で、人を惑わせ、道を踏み外す元凶にもなりえます。欲望とどう向き合い、どのように制御していくかは永遠の課題とも言えます。人間の欲望を肯定しつつ、アクセルとブレーキを合わせ持つことが人生の醍醐味でもあることを再認識します。

6月9日(月)18:30-21:30

第5回 社会で生きるということ

人間は社会的な存在です。社会は人に目標や希望を与え、豊かな人間性を育む場でもあります。儒家思想では、個人-家庭-会社-国家までを貫き通す本質的な原理があり、相互に関連しあっていることが説かれています。社会の中で生きるということの、根源的な意味と相互連環を問いかけます。

6月23日(月)18:30-21:30

第6回 人生における成功とは何か

現代社会ほど、幸せの意味を問われている時代はありません。多くの人々が飽食と消費に疲弊し、富や出世に執着することを嫌悪しながら、その呪縛から抜けられないでいます。私達は何を求めて生き、人生を通じて何を得ようとしているのでしょうか。
総まとめとして、人生の成功とは何かを議論します。

参加申込

受付は終了いたしました。
田口先生の中国古典シリーズは、次回は2014年秋を予定しています。

田口佳史

田口佳史(たぐち・よしふみ)

東洋思想研究家、株式会社イメージプラン代表取締役社長

 

1942年東京生まれ。新進の記録映画監督として活躍中、25歳の時タイ国バンコク市郊外で重傷を負い、生死の境で「老子」と出会う。奇跡的に生還し、以降中国古典思想研究四十数年。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者。
企業、官公庁、地方自治体、教育機関など全国各地で講演講義を続け、1万名を越える社会人教育の実績がある。 1998年に老荘思想的経営論「タオ・マネジメント」を発表、米国でも英語版が発刊され、東洋思想と西洋先端技法との融合による新しい経営思想として注目される。

 

主な著書