臨済宗妙心寺派共催・臨済宗妙心寺派東京禅センター後援

古川周賢老大師に問う【禅の智慧】

「捨てる」ことを通じて本当の自分を探る

禅とは「己事究明」のいとなみです。「己事」つまり「おのれ自身のこと」を究め尽くす。自分はいったい何者であり、何のために生きているのか・・・厳しく自分自身に向き合いながら、その答えを探していくのです。禅修行の中心には、自分自身としっかり向き合う「坐禅」。そして坐禅を通じて獲得した自分の体験をひっさげて、師匠に立ち向い、体当たりでぶつかっていく「禅問答」という二本の柱があります。

本講座では、まずしっかりとした指導に基づいた坐禅を行い、人生をかけた師匠と弟子の真剣勝負の場である禅問答の世界に触れます。厳しい自己探求の修行の中から生まれてくる自由闊達な禅の精神の息吹を感じとり、先行きの見えない時代の中で、ぶれない軸を持った、本当の自分への道を探り当てていくことをめざします。

古川周賢

坐禅と禅問答を体感する

いま国内外のリーダー達の心を捉えている禅。この講座では禅の知識の獲得に留まらず、禅修行の一つである「坐禅」を、講座の冒頭30分間と終了前30分間の2回行います。さらに、通常は本で垣間見ることしかできない「禅問答」を、実際の公案のやりとりを味わいながら、深く掘り下げて学びます。

多様な経験を持つ指導陣

熱い語り口と豊富な話題で評判の古川老大師が講義・対話を行います。また、坐禅には、長年のビジネス経験を経て出家した柴田師と、臨済宗妙心寺派僧侶が指導にあたります。坐禅の経験がない方、禅問答を知らない方も安心してご参加ください。

お勧めしたい方

禅について理解を深めたい、体験したい方

変化し続ける時代と自分自身に向き合うための感性・直感力を養いたい方

開催概要

日程:2016年 5/21、6/4、6/18、7/2、7/16、7/30(すべて土曜日) 全6回

時間:13:30-17:00(3.5時間)

定員:25名

会場:慶應丸の内シティキャンパス

参加費:108,000円(消費税8%込) 割引制度 キャンセル規定

講座内容

5月21日(土)13:30-17:00

第1回 放下著 I

禅の修行は「捨てる」ことから始まります。禅道場の修行は、捨てて、捨てて、捨てきるためのものなのです。しかし、捨てることは、簡単ではありません。私たちはなぜ、捨てることができないのか・・・。日常的な具体例も交えて、捨てる修行の基本を学びます。

6月4日(土)13:30-17:00

第2回 放下著 II

「捨てる修行」は痛みをともないます。それでも捨てるのはなぜなのか。何のために捨てる修行をするのか。皆さんとの質疑も交えながら、捨てる修行のめざすもの、捨てるための智慧を学びます。

6月18日(土)13:30-17:00

第3回 無一物

修行を通じて捨てきった世界を、禅では「無一物」と表現します。それは「塵一つない世界」だと言われます。無一物の世界をわがものにすることはとても難しいのですが、皆さんと一緒に「捨てきる」先に見えてくる世界を探ります。

7月2日(土)13:30-17:00

第4回 己事究明

禅の本来の目標である「己事究明」。捨てる修行を通じて無一物の世界をわがものとする時、初めて本来の自己の姿が明らかになってきます。捨てる修行とは、自己探求の道でもあるのです。禅の修行を通じて見えてくる本当の自分自身の姿をとらえます。

7月16日(土)13:30-17:00

第5回 禅問答の世界 I

禅の修行を支える根本的な思想の枠組みを学んだ後、いよいよ「禅問答」の世界を学びます。修行の現場では、問答に際して「公案」というものを用います。公案は修行僧たちの命がけの修行の中から生まれてきた真剣勝負の記録です。この回では、実際の公案のやりとりを味わいながら、禅の智慧を深く学びます。

7月30日(土)13:30-17:00

第6回 禅問答の世界 II

引き続き公案のやりとりをとりあげ、対話と質疑応答を交えて、禅問答がめざすところの理解をいっそう深く掘り下げます。私たちが生きる現代社会において、禅の智慧がどのような意味を持つのか。それはすなわち、自分自身の中に灯した「己事究明」の灯りを頼りに、激動の時代の中をぶれることなく歩んでいくことに尽きるのです。そのことをふまえ、講座で学んだものをもう一度自分自身のものとして捉え直します。

参加申込

この講座の募集は終了いたしました。

古川周賢老大師

古川周賢老大師
(ふるかわ・しゅうけん)

臨済宗妙心寺派
乾徳山恵林寺 住職

東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を修了、博士号取得。平成9年京都紫野大徳寺専門道場に掛搭。平成23年山梨県甲州市妙心寺派乾徳山恵林寺副住職、同26年住職に就任。

 

[コーディネーター]

柴田文啓
(しばた・ぶんけい)

臨済宗妙心寺派
恵日山開眼寺 住職

40年以上のビジネス経験を経て、横河電機(株)取締役を退任後、平成11年に得度。平成13年に長野県千曲市恵日山開眼寺住職に就任、臨済宗妙心寺派宗門活性化推進局顧問も務める。